記紀神話

【ざっくり記紀神話】7.天照大神と須佐之男命 -誓約

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※あらすじは、『古事記』版を元としています。

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【あらすじ/要約】

三貴子の分治

●伊邪那岐命は三貴子の誕生を喜び、天照大御神に首飾りを渡して高天原を委任した。
 その首飾りの玉を御倉板挙之神(みくらたなのかみ)という。
月読命には夜の食国(おすくに)を、建速須佐之男命には海原を委任した。

●しかし、建速須佐之男命は髭が伸びて胸の前に垂れ下がるまで成長しても、海原を治めず伊邪那美命がいる根の堅洲国(ねのかたすくに)へ行きたいと泣き叫び、天地に甚大な被害を与えた。
●伊邪那岐大御神は怒って「それならばお前はこの国から出て行きなさい」と彼を追放した

●伊邪那岐大御神は現在、淡海(近江)多賀(多賀大社)におられる。

誓約

●建速須佐之男命は、姉の天照大御神に暇乞いを考え、高天原へ昇った。
 すると山川が響動し国土が皆震動したので、天照大御神は建速須佐之男命が高天原を奪いに来たと誤解し、武具を携えて彼を迎えた。
●建速須佐之男命は身の潔白を証明するために、「それぞれ宇気比(誓約)をして子を生みましょう」と提案した。
 二神は天の安河を挟んで誓約を行った。

胸形の神(宗像三女神)

●天照大御神が建速須佐之男命の持っている十拳剣を受け取って噛み砕き、吹き出した息の霧から三柱の女神が生まれた。
三女神は、胸形君の一族がお祀りする神で。天照大御神の神勅により海北道中(玄界灘)に降臨し、宗像大社の奥津宮、中津宮、辺津宮、それぞれに祀られている。(宗像三女神)
   ・多紀理毘売命(たきりびめのみこと)  宗像三女神/奥津宮
      別名:奥津島比売命(おきつしまひめのみこと)
   ・市寸島比売命 (いちきしまひめのみこと) 宗像三女神/中津宮
      別名:狭依毘売命(さよりびめのみこと)  
   ・多岐都比売命 (たきつひめのみこと) 宗像三女神/辺津宮
      別表記:田寸津比売命

五男神

●建速須佐之男命が、天照大御神の「八尺の勾玉」を受け取り噛み砕き吹き出すと、息吹の霧から以下の五柱の男神が生まれた。
   ・左の角髪に巻いている玉   正勝吾勝勝速天之忍穂耳命(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)
   ・右の角髪に巻いている玉   天之菩卑能命(あめのほひのみこと)
   ・鬘に巻いている玉   天津日子根命(あまつひこねのみこと)
   ・左手に巻いている玉   活津日子根命(いくつひこねのみこと)
   ・右手に巻いている玉   熊野久須毘命(くまのくすびのみこと)

●天照大御神は「後から生まれた五柱の男の子は私の持ち物から生まれたのだから我が子である。先に生まれた三柱の女の子は、お前の持ち物から生まれたのだから、お前の子だ」と宣言。

 【キーワード】

・御倉板拳之神
・根の堅洲国
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・胸形の神=宗像三女神
・五男神

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