記紀神話

【ざっくり記紀神話】6. 禊祓〜三貴子

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※あらすじは、『古事記』版を元としています。

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 【あらすじ/要約】

禊祓

●伊邪那岐命は黄泉の穢れから身を清めるために、竺紫(つくし)の日向(ひむか)の橘の小門(おど)の阿波岐原(あわきはら)で禊を行った。

脱ぎ捨てた衣類から生まれた神

●身に付けていた物を脱ぎ捨てると、十二神が生まれた。
    杖    ・衝立船戸神(つきたつふなとのかみ)
    帯    ・道之長乳歯神(みちのながちはのかみ)
    袋    ・時量師神(ときはかしのかみ)
    衣    ・和豆良比能宇斯能神(わずらひのうしのかみ) 煩いの主の神
    袴    ・道俣神(ちまたのかみ)
    冠    ・飽咋之宇斯能神(あきぐひのうしのかみ)
    左の手纏 ・奥疎神(おきざかるのかみ)
    左の手纏 ・奥津那芸佐毘古神(おくつなぎさびこのかみ)
    左の手纏 ・奥津甲斐弁羅神(おきつかいべらのかみ)
    右の手纏 ・辺疎神(へざかるのかみ)
    右の手纏 ・辺津那芸佐毘古神(へつなぎさびこのかみ)
    右の手纏 ・辺津甲斐弁羅神(へつかひべらのかみ)

災いの神

●「上の瀬は流れが速い。下の瀬は流れがゆるい」といって、最初に中の瀬に潜って身を清めたとき、二神が生まれた。この二神は黄泉の国の汚垢から生まれた神である。
    ・八十禍津日神(やそまがつひのかみ) 災いをもたらす神
    ・大禍津日神(おほまがつひのかみ) 災いをもたらす神

災いを正す/打ち勝つ神

●次に、その禍(まが/わざわい)を元に戻そうとする三神が生まれた。
    ・神直毘神(かむなおびのかみ) 災いを正す/打ち勝つ神
    ・大直毘神(おほなおびのかみ) 災いを正す/打ち勝つ神
    ・伊豆能売神(いのずめのかみ) 災いを正す/打ち勝つ神

綿津見神三神と住吉三神

●水に漕ぐときに綿津見神と筒之男神がそれぞれ三柱生まれた。
   水の底
    ・底津綿津見神(そこつわたつみのかみ) 海の神/安曇氏が祀る神
    ・底筒之男神(そこつつのをのかみ) 海上交通の神/住吉大社に祀られる神
   水の中程
    ・中津綿津見神(なかつわたつみのかみ) 海の神/安曇氏が祀る神
    ・中筒之男神(なかつつのをのかみ) 海上交通の神/住吉大社に祀られる神
   水の表面
    ・上津綿津見神(うはつわたつみのかみ) 海の神/安曇氏が祀る神
    ・上筒之男神(うはつつのをのかみ) 海上交通の神/住吉大社に祀られる神 

底津綿津見神・中津綿津見神・上津綿津見神は、これら三神の子の宇都志日金析命(うつしひかなさくのみこと)の子孫である安曇氏らに信仰されている。
底筒之男神・中筒之男神・上筒之男神は墨江(住吉大社)の三柱の大神(住吉三神)である。

三貴子(三貴神)の誕生

●最後に三柱の貴い神が生まれた(三貴子/三貴神)
    左の目  ・天照大御神(あまてらすおおみかみ) 高天原を治める神
    右の目  ・月読命(つくよみのみこと)  夜の世界を治める神/夜の食国(おすくに)
    鼻    ・建速須佐之男命(たけはやすさのをのみこと) 海原を治める神

 【キーワード】

・竺紫の日向の橘の小門の阿波岐原
・禊祓
・綿津見三神
・安曇氏
・住吉三神
・三貴子=三貴神

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