※あらすじは、『古事記』版を元としています。
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【あらすじ/要約】
●二神は国産みを終えると、今度は三十五柱の神々を生んだ。(男女の対偶神を一柱を数えた場合)
家屋の神
●最初に生んだ神々は人の生活に不可欠な家屋にまつわる神である。
・大事忍男神(おほことおしをのかみ) 大事をなす力強い神
・石土毘古神(いはつちびこのかみ)と石巣比売神(いはすひめのかみ)
男女の対偶神/岩石と砂の神
・大戸日別神(おほとひわけのかみ) 戸の神
・天之吹男神(あめのふきおのかみ) 屋根葺きの神
・大屋毘古神(おほやびこのかみ) 家屋の神
・風木津別之忍男神(かざもつわけのおしをのかみ)
海・水戸の神
・大綿津見神(おほわたつみのかみ) 海の神
・速秋津日子神(はやあきづひこのかみ) 水戸神
・妹速秋津比売神(いもはやあきづひめのかみ)
↓
速秋津日子神と速秋津比売神が生んだ 水にまつわる神
●速秋津日子神と速秋津比売神は河と海の神八神を生んだ
・沫那藝神(あはなぎのかみ) 河口の波の泡の神
・沫那美神(あはなみのかみ)
・頬那藝神(つらなぎのかみ) 水面が凪いでいるところの神
・頬那美神(つらなみのかみ)
・天之水分神(あめのみくまりのかみ) 分水嶺の神
・国之水分神(くにのみくまりのかみ)
・天之久比奢母智神(あめのくひざもちのかみ) 柄杓を持つ神
・国之久比奢母智神(くにのくひざもちのかみ)
風・木・山・野の神
●伊邪那岐命と伊邪那美命は風・木・山・野の神を生んだ。
・志那都比古神(しなつひこのかみ) 風の神
・久久能智神(くくのちのかみ) 木の神
・大山津見神(おほやまつみのかみ) 山の神
・鹿屋野比売神(かやのひめのかみ) 野の神
別名は野椎神(のづちのかみ)
↓
大山津見神と鹿屋野比売神が生んだ野と山の神
●大山津見神と鹿屋野比売神は野と山の神を産んだ。
これらは山あいの土地、霧、暗い谷で惑う様子を神格化した神々である。
・天之狭土神(あめのさづちのかみ)
・国之狭土神(くにのさづちのかみ)
・天之狭霧神(あめのさぎりのかみ)
・国之狭霧神(くにのさぎりのかみ)
・天之闇戸神(あめのくらどのかみ)
・国之闇戸神(くにのくらどのかみ)
・大戸惑子神(おほとまとひこのかみ)/大戸惑女神(おほとまとひめのかみ)
船・食物・火の神
・鳥之石楠船神(とりのいはくすぶねのかみ) 船の神
別名は天鳥船(あめのとりふね)
・大宜都比売神(おほげつひめのかみ) 食物の神
・火之夜藝速男神(ひのやぎはやをのかみ) 火の神
別名は火之炫毘古神(ひのかがびこのかみ)
別名は火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)
伊邪那美命の神避り
●伊邪那美命は火の神を出産したときの女陰を火傷の為、病気になり神避られ(亡くなられ)た。
●また、病に苦しむ伊邪那美命の吐瀉物などからも神々が生まれている。
・吐瀉物→金山毘古神(かなやまびこのかみ) 鉱山の神
・吐瀉物→金山毘売神(かなやまびめのかみ)
・大便→波邇夜須毘古神(はにやすびこのかみ) 粘土の神
・大便→波邇夜須毘売神(はにやすびめのかみ)
・尿→彌都波能売神(みつはのめのかみ) 水の神
・尿→和久産巣日神(わくむすひのかみ) 生産の神
食物の神
●和久産巣日神には以下の一柱の子がいる。
・豊宇気毘売神(とようけびめのかみ) 食物/豊穣の神
【キーワード】
・神生み
・火之迦具土神
・伊邪那美命の神避(かむさ)り
・豊宇気毘売神