記紀神話

【ざっくり記紀神話】21.日向三代 -邇邇芸命 と木花之佐久夜毘売

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※あらすじは、『古事記』版を元としています。

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【あらすじ/要約】

木花之佐久夜毘売と石長比売

●随行の神々と共に地上に降り立った邇邇芸命は笠沙の岬で美しい乙女に出逢った。 その美女に素性をたずねると「大山津見神の娘の神阿多都比売、またの名を木花之佐久夜毘売(このはなのさくやびめ)と申します」と答えた。
●重ねて、姉妹がいるかをたずねると「姉に石長比売(いわながひめ)がおります」と答えた。

●そこで邇邇芸命は求婚したところ、木花之佐久夜毘売は「私からはお返事出来ません。父の大山津見神からお返事します」と答えた。

●邇邇芸命は大山津見神に木花之佐久夜毘売をとの結婚の許可を得るため使者を派遣したところ、大山津見神は大変喜んで、姉の石長比売も共に、沢山の持参品を持たせて娘達を献上した。
●しかし姉の石長比売はとても醜く、邇邇芸命はは一目その姿を見るや恐れをなして直ちに送り返してしまい、妹の木花之佐久夜毘売のみを娶って、一夜の契りを結んだ。

大山津見神の誓約と天皇の寿命

●邇邇芸命が石長比売返したことを大山津見神は大変に嘆いて「私が娘を二人一緒に差し上げたのは、石長比売が仕えれば、天津神の御子(邇邇芸命)の寿命は雪が降ろうと風が吹こうと変わることのない永遠が約束されるでしょう。また、木花之佐久夜毘売が仕えれば、花の盛りのような栄華が約束されるでしょう、と誓約をして差し上げたからです。しかし、このように石長比売を返し、木花之佐久夜毘売だけをお留めになったしまった。天津神の御子の寿命は木の花のように脆く儚いものになってしまう事でしょう」と言った。

●これ以来、歴代天皇の寿命は限りがあるようになってしまった。

木花之佐久夜毘売の誓約と身の潔白の証明

●次の日、木花之佐久夜毘売は邇邇芸命をたずねて「私は身篭り、間もなく生まれます。天津神の御子をこっそりと私的に産んではなりませんので、この様に参りました」と言った。

●それを聞いた邇邇芸命は「木花之佐久夜毘売よ、一夜にして身籠ったというのか。これは私の子では無く、きっと国津神の子だろう」と言った。
●これに対し、木花之佐久夜毘売は このように言った「私が身籠った子が国津神の子であるならば、無事に産むことは叶わないでしょう、しかし天津神の御子ならば、きっと無事に産まれてくるでしょう」

●このように誓約をした後、すぐに出入り口のない御殿を造ってその中に籠り、戸を土で塗り塞いで出産準備に入った。
●そして、いよいよ産気づくと御殿に火を放ってその中で出産した。

●火が燃え盛るときに産まれた子は火照命(ほでりのみこと)と言い、隼人阿多君(はやとあたのきみ)の祖先である。
●次に産まれたの名はは、火須勢理命(ほすせりのみこと)。
●次に産まれた子は、火遠理命(ほおりのみこと) またはの名を天津日高日子穂穂手見命(あまつひこひこほほでみのみこと)と言う

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