記紀神話

【ざっくり記紀神話】16.大国主神 -少名毘古那神と御諸山の神

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※あらすじは、『古事記』版を元としています。

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【あらすじ/要約】

少名毘古那神(すくなびこなのかみ)

海の向こう(常世国)からやってきた協力者

大国主神が出雲の美保岬に居た時に、ヒムシ(蛾)の皮を剥いで作った服を着て、波を伝って天のガガイモの船に乗って、こちらへやってくる神がいた。
 その神に名前を聞いたが答えない。大国主神が神々にもたずねたが、皆「存じ上げません」と返答するばかりだった。

●そこで大国主神がヒキガエルに聞くと「それは久延毘古(くえびこ)が知っているでしょう」と答えた。
 すぐに久延毘古を呼んでたずねてみると「これは神産巣日神の御子で、少名毘古那神というお方です」と答えた。
 ちなみに、久延毘古は山田の案山子の神で、歩くことこそ出来ないものの、この国の事を何でもご存知の神である。

二神の国作り

●大国主神が、神産巣日御祖神に申し上げると「確かに私の子だ。私の手のひらの指の間から生まれた子だが、こぼれてしまったのだろう。少名毘古那神よ、葦原色許男命(あしはらしこおのみこと=大国主神)の兄弟となって、葦原中国を作り固めなさい」と言った。

●これ以来、大国主神と少名毘古那神の二神は共にこの国を作り固めたが、その後少名毘古那神は常世国へと帰ってしまった。

御諸山の上に坐す神=三輪の神

●少名毘古那神が帰ってしまい、一人残されてしまった大国主神は「この先、私一人でどうやってこの国を作っていこうか。一体、どの神なら私とともに国を作っていけるのか」と悩んでいた。

●その時、光り輝き、海を照らしながらて近づいてくる神があった。
 その神は「きちんと私を祀るのならば協力して国を作りましょう。そうしなければ国の完成は難しいでしょう」と言った。
●大国主神は「それなら、どのようにお祀りすれば良いでしょうか?」と尋ねると、その神は「私を大和国の周りを青々とした垣のように巡っている山の東の山の上にお祀りしなさい」と言った。(大神神社の創祀)

●これが、御諸山に鎮座されている三輪の神(=大物主)で大国主神の「幸魂奇魂」である。

【キーワード】

・大国主神
・久延毘古
・神産巣日神
・少名毘古那神
・常世国    ※『日本書紀』版参照
・御諸山の上に坐す神=三輪の神=大物主神
        ※大物主は『日本書紀』版参照
・大神神社
・幸魂奇魂   ※『日本書紀』版参照

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